自動販売機がコミュニケーションに役立つ?その理由とは

仕事場でのコミュニケーションは、業務の円滑な進行に欠かせません。しかし、長時間の雑談は作業効率を下げる恐れがあります。一方で、全くコミュニケーションがないと、チームワークや情報共有に支障をきたすことも。そこで、日頃から適度なコミュニケーションを取ることが大切です。

コミュニケーションを円滑にするきっかけが必要ですが、それがなかなか見つからないこともあります。しかし、意外なところにそんなきっかけがあるかもしれません。それが、自動販売機なのです。

サントリー食品インターナショナルが導入している『社長のおごり自販機』は、社員2人が同時に自販機の対象部分に社員証をタッチすることで、1本ずつ飲み物が無料で手に入るという特別な自販機です。この仕組みが雑談のきっかけとなり、職場のコミュニケーションを活性化させています。

この自販機を通じて生まれる雑談は、5つの条件が整っています。まず、雑談の時間が約3分であり、長引かず気軽に行える点。次に、無料で飲み物が手に入るため、気負わずに会話ができる点。また、自販機を利用するためには共同作業が必要なので、仲間意識が生まれやすいという点も挙げられます。

さらに、自販機や飲み物という共通の話題があることで、話のきっかけが生まれやすくなっています。そして、自販機まで移動しながら横並びで話せるため、リラックスした状態でコミュニケーションが取りやすいのです。

これらの条件が整った自動販売機は、職場だけでなく日常生活でも役立つことが期待されます。普段なかなか話せない人とのコミュニケーションを取りたいときには、自販機が意外なきっかけになるかもしれません。コミュニケーションを円滑にするために、自販機を活用してみてはいかがでしょうか?